イラク移行政府のタラバニ大統領は12日、連邦議会の初会議を16日に開催すると明らかにしました。
タラバニ大統領はイラク駐在のザルメイ・カリルザド・アメリカ大使や、イラクのイスラム革命最高評議会(SCIRI)のアブドルアジーズ・ハキム議長など政党の指導者と会談を行った後、声明を発表し、「連邦議会の初会議が行われた後、関係各党派は組閣に向けて交渉を続け、目下の膠着状態を早期打開するよう期待する」と強調しました。
当日、イラク移行政府のジャファリ首相は「去年10月に可決された国家新憲法によって組閣における各政治党派の食い違いを解決する。イラクは憲法の関連規定に基づいて民主の再建における障害を乗り越え、暴力や独裁などの方式で問題を解決するつもりはない」と述べました。
各側が権力争いを繰り広げる中、イラクの安全情勢は楽観視できません。イラクの首都・バグダッド東部では12日午後自動者爆弾による爆発事件が発生し、少なくとも42人が死亡し、95人が負傷したということです。
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