パレスチナ自治政府の新首相、イスラム原理主義組織ハマスの指導者ハニヤ氏は10日、声明を発表し、「新しい政府を樹立することを楽観視している。各派との協議は近いうちに終了する」と述べました。
ハニヤ氏は当日、ガザで自治政府のアッバス議長と会談を行い、首相任命書の返書をアッバス議長に渡しました。ハニヤ氏は、「返書は組閣の幅広い政策に及んでおり、しかも、新政府の政治綱領がさらにはっきりしており、評議会の信任投票を得る可能性がある」と語りました。
別の報道によりますと、EU欧州委員会対外関係担当の委員ワルドナー女史はオーストリアのザルツブルクで、「EUは、ハマスが指導するパレスチナ新政府を援助するかどうかの問題について決定していない。EUはパレスチナ人を助けるだけではなく、ハマスの新政府を良い方向に進めさせる方法を求める必要がある」と述べました。
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