中国外務省の劉建超スポークスマンは21日北京で行われた定例記者会見で、「日本側が中日の間に存在している政治問題を解決することは、両国の経済貿易関係の発展にプラスになる」と述べました。
これは日本の二階俊博経済産業大臣の中国訪問に当たって明らかにしたものです。その中で、劉建超スポークスマンは「中日関係が困難な局面に陥っている原因は日本の指導者が何度も靖国神社を参拝し、歴史問題に対して正しい態度を取れないことにある。歴史問題や靖国神社の参拝で正確な態度を取るのは中日関係にとって非常に重要なものである。日本側はこうした問題でいかなる幻想を持ってはならず、口実を設けてはならない。更に、責任を中国側に押し付けようとしているが、このようなやり方は中日関係の改善に無駄だ」と強調しました。
ロシアとイランが核問題に関する会談を行ったことについて、会談が積極的な成果を収めるよう期待しているとの考えを示しました。
この他、パキスタンの上海協力機構の新規加入について、劉建超スポークスマンは「機構加盟国が共同に協商しなければならないことである。中国側はパキスタンのこの意向をほかの加盟国に伝える」と述べました。
劉建超スポークスマンは「中国側はカザフスタンのトカエフ外相の中国訪問を非常に重視しており、今度の訪問で両国の善隣友好関係が更に促されるよう願っている」と話しました。
トカエフ外相は今月の26日から3月1日まで中国を公式訪問することになり、中国の温家宝首相、唐家セン国務委員、李肇星外相とそれぞれ会見する予定です。
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