イスラエルのオルメルト首相代行は17日「ガザ地帯のパレスチナ・イスラム原理主義組織ハマスの立法委員会メンバーが18日に開催される新しいパレスチナ立法委員会の就任式に参加することを禁止する」と明らかにしました。
報道によりますと、この決定は、オルメルト首相代行をはじめとするイスラエル国防省や外務省、国家安全保障・情報部門の高官らによるものです。また、当日の会議は、ハマスが主導となるパレスチナ立法委員会が動き出した後、イスラエル側が取る一連の措置について討議しています。このほか、オルメルト首相代行は、国防省が提出したパレスチナ解放機構への制裁案を批准しました。
同じ日、アメリカのライス国務長官は「もしハマスが武力と暴力活動を放棄し、イスラエルを認めるならば、アメリカはパレスチナ国の樹立にさらに力を尽くす」と表明しました。
これと同時に、ロシアのラブロフ外相は17日「ロシアは3月の初めに、中東問題の関係4者(国連、アメリカ、EU・欧州連合、ロシア)が合意した立場に則って、ハマスの代表と会談を行う。この会談は、ハマスが中東地域の合法的で有益な一部分になることにプラスとなるよう期待する」と述べました。
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