中国外務省の孔泉スポークスマンは19日北京での記者会見で、外交交渉を通じてのイラン核問題の解決は依然としてよい選択肢であり、各側の利益にも符合しているとの中国の見解を表明しました。
EU・欧州連合を代表するドイツ、フランスとイギリス三国はいま、IAEA・国際原子力機関の理事会がイランの核問題を国連安保理事会に付託するよう求めた決議草案を起草中ですが、孔泉スポークスマンはこれについて、「中国側はこれまでこの草案の詳細を得てはいないが、関係各側が自制と忍耐心を保ち、平和交渉を通じてイランの核問題を適切に解決することを期待している。中国側はこれまでどおり、関係各側がそのために払っている外交的努力を支持していく」と述べました。
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