イランのアデル議長は15日、「イラン核問題が国連安保理に付託されたら、イランは『核拡散防止条約』付加議定書の実行を停止する」と述べました。
アデル議長は、その際、「イランは、核計画の平和的な性質を証明するため、2003年12月に、IAEA・国際原子力機関と『核拡散防止条約』付加議定書に調印し、また実行してきている。イラン核問題が国連安保理に付託されたら、イラン政府はこの付加議定書の実行を一時的に停止する」と語りました。
この日、イラン外務省のスポークスマンとジャファリ経済相はそれぞれ、「西側によるイラン核問題の国連安保理への付託は、今の交渉の行き詰まりにとってなんの良いところもなく、イランに対していかなる制裁であっても国際原油価格に大きな変動をもたらすだろう」と述べました。
別の報道によりますと、IAEAのエルバラダイ事務局長は15日、「IAEAはいまだに、イラン核活動の性質をまだ確認できていない」と表明しました。
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