ドイツのシュタインマイヤー外相は12日、ベルリンで、「ドイツ、イギリス、フランスは、EU・欧州連合とイランとのイラン核問題をめぐる対話はすでに難局に陥り、国連安保理がこの問題の解決に参加することは必要だ」と述べました。
これは、シュタインマイヤー外相が当日、イギリスのストロー外相、フランスのドスト・ブラジ外相、及びEU共通外交・安全保障政策担当のソラナ上級代表と緊急に会合した後の記者会見で述べたもので、「EUとイランの会談は成果なしに終了した。現在、安保理が介入しなければならない時になった」と語りました。
それと同時に、アメリカのライス国務長官はワシントンで、「イランが核研究を再開することは国際社会への挑発だ。現在、イラン核問題を安保理に付託し、制裁を検討すべきだ」と述べました。
同日、ロシアのラブロフ外相は、核計画を中止するようイランに呼びかける一方、「イランには原子力を平和的に利用する権利がある」との意見を示しました。
国連のアナン事務総長も当日、イランのラリジャニ核交渉首席代表と電話会談を行った後、「イランは依然として、核問題についてドイツ、イギリス、フランスと、『厳粛で建設的な交渉』を行いたい」と明らかにしました。
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