パレスチナ評議会の選挙運動が3日から正式に始まりました。11の選挙団体が当日、メディアに向け選挙綱領を発表し、合わせて726名の候補者が比例制と多数制の方式で132の議席を争います。
イスラム原理主義組織ハマスは、初めてこの選挙に参加し、PLO・パレスチナ解放機構主流派ファタハの有力な競争相手となります。
関係筋によりますと、選挙活動は、25日投票予定の2日前まで3週間続くということです。一方、イスラエルはエルサレムの選挙地区の問題で明確な態度を示さず、選挙が期日通り行われるかどうかに影響が出ると見られています。
別の報道によりますと、イスラエルの警察は東エルサレムで地元のパレスチナ人の選挙活動参与を禁止しています。
パレスチナ自治政府のアッパス議長は1日、イスラエルが東エルサレムのパレスチナ人の投票を禁止すれば、パレスチナ評議会の選挙は延期される可能性があると警告しています。
一方、アメリカ政府は、パレスチナ評議会の選挙は、期日通り25日に行なわれることを希望し、東エルサレムのパレスチナ人の投票を許可するよう呼び掛けています。
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