イギリスは14日、改正後のEU・欧州連合中期財政予算案を提出しましたが、欧州委員会のバローゾ委員長及びフランス、イタリア、ポーランド、ドイツなどのEUの一部の加盟国は当日それぞれ、この予算案を受け入れることができないと表明しました。
報道によりますと、イギリスは、新案で財政予算を小幅に増やすだけで、依然としてEU財政予算案からの還付金の更なる削減を拒否すると共に、還付金問題をEU共同農業政策の改革問題と結びつけることを堅持しています。
バローゾ委員長はこれについて、「イギリスの新案での改正は明らかに不十分である」との考えを示しました。
フランスのドストブラジ外相は、「新案は、依然としてイギリスのEU予算案からの還付金削減問題に触れていないことから、いまなおEU加盟国が合意に達する基礎が足りない」と述べました。
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