EU・欧州連合の一部の国の指導者は8日、それぞれEU中期財政予算問題、とりわけ還付金問題で一層譲歩するようイギリスに求めました。
これは、これらの国の指導者が当日ロンドンでイギリスのブレア首相と個別協議をした後明らかにしたものです。
同じく8日、ドイツを訪れたフランスのシラク大統領は、メルケル首相とベルリンで会談を行う前メディアに「イギリス政府が提出したEU中期予算案は人々に失望を与えた。すべてのEU加盟国が同等の拡大経費を負うことは極めて重要であり、イギリスの還符金問題の調整は必要である」と指摘しました。
リトアニア、エストニア、ラトビアというバルト海3ヵ国の大統領は、当日の電話会談後、「イギリスが提出したEU予算案は、EUの新加盟国にとって不公平であり、完全に受け入れられないものである」との認識で一致しました。
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