EU・欧州連合議長国、イギリスが5日に新たなEU中期予算の折中案を提出したのを受け、EUの一部のメンバー国は様々な反応を示しています。
欧州委員会のバローゾ委員長は、「この案は受け入れられないし、現実に符合していない。特にEUの新メンバーにとって不公平だ」と指摘しています。
フランスのブラジ外相とポーランドのベルカ首相は、いずれもこの案に反対し、EUの利益を優先させ、EU中期予算をめぐって切実な改革を行うようイギリスに呼び掛けました。
ドイツのメルケル首相とイタリアのベルルスコーニ首相は、予算案について意見を発表しませんでしたが、チェコのバロウベク首相だけが賛成の意を表しました。
イギリスは、折中案でEU予算から一部の返還金額を獲得する権利を放棄せず、それとEUの共同農業政策改革問題を連結させる上で、去年新加入の10カ国に対して、援助金を大幅に減少するとしています。
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