ロシアと日本が21日、東京で調印した二国間エネルギー協力文書によると、両国は、極東における石油パイプラインの建設で協力する。また、その協力は、双方の戦略的利益に合致し、ロシアのシベリア地区と極東地域の経済発展にもプラスとなるとされています。
ロシアのイタル・タス通信によると、文書では、ロシアが極東石油パイプライン建設の第二段階工事をできるだけ早い段階で始めることが強調されています。また、双方は、両国企業や各機関による第二段階工事での協力の検討が始まったことを歓迎し、両国企業に対するロシア石油資源への共同開発の誘致を進めていくことで合意したということです。
当日、日本を訪問中のプーチン大統領は、「極東石油パイプラインは、両国の協力を促す」と述べ、「日本を含むアジア太平洋地域への石油輸出を確保するため、パイプラインを太平洋沿岸まで建設する」と表明しました。
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