EU・欧州連盟の貿易委員会のマンデルソン委員は28日、「EUは、12月に香港で開かれるWTO・世界貿易閣僚級会議が進展を見せるため、当日アメリカ、ブラジル、インド及びオーストラリアに農産物関税削減の新提案を提出した」と発表しました。
この新提案に基づき、EUは、農産物の関税を平均46%引き下げ、その中で、最高関税の引き下げ幅は60%に達するということです。これはEUが今までに農産物貿易問題での最大な譲歩です。
マンデルソン委員は、28日の記者会見で、「アメリカ、オーストラリアおよびニュージーランドなど先進国も、農産物貿易問題で見合った譲歩をしなければならない」と強調しました。
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