パレスチナ自治政府のアッバス議長は17日、パレスチナ武装勢力がヨルダン川西岸でユダヤ人入植者3人を撃ち殺した事件を非難しました。
これは、アッバス議長がパリでフランスのシラク大統領と会見した際述べたものです。
アッバス議長は、「今回の事件は、パレスチナとイスラエルの和平交渉を破壊し、パレスチナのイメージを損なう行為である。パレスチナとイスラエルの交渉が必ず再開されるものと信じている」と述べました。
これに対し、シラク大統領は、パレスチナとイスラエルが交渉を続けるよう期待し、「フランスとEU・欧州連合は、中東和平案「ロードマップ」計画の実施を支持すると共に、中東地域の平和を断固支持している」と重ねて明らかにしました。
一部のパレスチナ武装勢力は16日、ヨルダン川西岸でユダヤ人入植者3人を撃ち殺しました。これに対し、イスラエル外務省は17日、「イスラエルは、パレスチナとの安全問題についての交渉を中断する」と表明しました。
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