国連のアナン事務総長は18日、ニューヨークの国連本部で、イスラエルのシャロン首相とパレスチナ自治政府のキワダ外相とそれぞれ会談を行いました。
アナン事務総長はシャロン首相との会談で、イスラエルと国際社会がパレスチナ自治政府に援助を提供するよう要求しましたが、これに対しシャロン首相は、「イスラエルの撤退後、パレスチナ側はガザ地区の情勢安定を保証すべきだ」としたあと、中東和平案「ロードマップ」を継続して実施していくという立場を表明しました。
キワド外相との会見でアナン事務総長は、「パレスチナとイスラエル双方は、チャンスを逃さず、平和交渉を再開すべきだ」と強調しましたが、キワド外相は、イスラエル側は、一層の行動をとり、ガザ地区の経済、政治と治安に見られるパレスチナ側の問題解決を援助すべきだとの見解を示しました。
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