アメリカのキッシンジャー元国務長官は6日ニューヨークで、「中国経済の急速な発展と国力の増強は世界の平和と繁栄にとってプラスとなる」との考えを示しました。
キッシンジャー元国務長官は「中国脅威論という主張に同意しない。中国は軍事面でアメリカに対し脅威となってはいない。中国の経済発展はチャレンジをもたらしたが、これは国際的な競争の問題で、競争のを踏まえて解決できるものだ」と述べました。
キッシンジャー元国務長官はまた「中米関係は基本的には良好である。中米双方は、政府間対話をより多く行い、民間の交流を拡大し、食い違いを少なくし、相互理解を増進させる必要がある。長い目で中米関係に関するアメリカ国内の論争を見極めるべきだ」と強調しました。
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