ロシア連邦宇宙飛行署のペルミーノフ署長は19日に、第七回国際航空・宇宙飛行展示会の席で、「ロシアと中国は宇宙飛行の分野での協力を促すべきである」と語った。
同氏は「このほど、中国の宇宙飛行士トレーニングセンター、有人宇宙飛行指揮センターおよび宇宙飛行関連企業を視察し、中国の宇宙飛行事業が一歩一歩前進をとげており、ロシアは有人宇宙飛行を含む宇宙飛行分野で、中国と協力を展開することを考えている」と語った。
同氏はまた、「2007年において、双方はさらに10の新規プロジェクトで協力を展開する予定である。現在、宇宙飛行分野で双方の協力は著しい成績を収めてはいるが、まだポテンシャルがある。中国のような大国と手を携えて、『重味のあるプロジェクト』に取り組まなければならず、われわれはそのために努力しなければならない。
「中国はロシアとクリッパーシップ(「快速帆船」という新型有人宇宙船)プロジェクトの共同研究・開発をおこなう可能性があるか」という質問に対して、ペルミーノフ氏は「このプロジェクトについて、ロシア側は国際協力をくり広げることを望んでいる。中国がロシア側に共同開発の提案を出せば、ロシア側はこれを考慮に入れることになろう」と答えた。
関係筋によると、ペルミーノフ氏はこのほど中国の最初の宇宙飛行士である楊利偉氏と会見した際に、ロシア側としては楊利偉氏をクリッパーシップの宇宙飛行に参加するよう招請することを考えている、と語った。
「チャイナネット」
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