国連のアナン事務総長は11日スポークスマンを通じて、イラクの新しい憲法の起草作業の進展に注目すると表明しました。

　この声明はイラクの各政治勢力、宗教勢力及び民間団体の指導者に、大局から出発し、優れた政治的願望に基づいて、これからの数日間のうちに合意を達成し、期日どおりに憲法の起草作業を完成させるよう呼びかけ、同時にこの新しい憲法がイラクの政治発展の一里塚となることを希望するとしています。

　今月の15日はイラクの新しい憲法草案が提出される期限です。伝えられるところによりますと、現在イラク憲法の起草委員会のメンバーたちには多くの問題をめぐり、かなりの食い違いが存在しているとのことです。