アラブ連盟のムーサ事務局長は14日エジプトの首都・カイロで「アラブ諸国は、イスラエルの隔離フェンス設置問題を国連安保理が解決するよう望んでいる」と述べました。
アラブ連盟は14日、カイロで各国代表が参加する緊急会議を開き、イスラエルの隔離フェンス設置問題について討議しました。ムーサ事務局長は会議後記者会見し、「隔離フェンスは、国際司法裁判所の判決と国連の関連決議を公然と破り、それに挑発するものだと代表たちは一致してみている。代表たちはまた、国連安保理の枠組みでこの問題を解決し、国連総会でこの問題を討議することを求める可能性をも排除できないことで合意している」と述べました。
イスラエル内閣は10日、9月1日までに東エルサレムでの隔離フェンス設置を完成することを決めており、この隔離フェンスは、東エルサレムのパレスチナ住民団地の中を通るということです。
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