中国共産党中央の胡錦涛総書記は12日、北京で、郁慕明主席が率いる台湾新党大陸訪問団の一行と会見し、現在の両岸関係について四つの見解を提出しました。
胡錦涛総書記は会見の中で、「台湾独立に断固反対し、平和的統一を推し進めることが中国共産党と新党の共通の政治的主張と努力の目標である」と明らかにしたほか、「新党の方々と共に、台湾独立を企む分裂勢力及びその活動に引き続き反対し、台湾海峡の平和と安定を維持し、両岸同胞に福祉をもたらしていきたい」と表明しました。
それに対して、郁慕明主席は、「新党は『一つの中国』の原則を終始堅持しており、台湾独立の立場に断固として反対している。今回の大陸訪問を『民族の旅』と名づけたのは、民族の正義を求め、中華民族を振興させたいからである」と述べました。
現在の両岸関係について、胡錦涛総書記は四つの見解を提出しました。それは、中華民族の偉大な復興を共に促すこと、「一つの中国」と言う原則を堅持すること、「台湾独立」に断固反対し、それを抑制すること、台湾同胞の権益を確実に守ることという見解です。胡錦涛総書記は更に、「両岸同胞が一心同体で弛まなく努力し、両岸関係の改善とその発展を共に推し進めていけば、中華民族の復興には大きな希望があると信じている」と語りました。
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