中国共産党中央委員会台湾事務弁公室と新党大陸部訪問団は10日、北京の釣魚台国賓館で座談会を開き、現在の両岸(大陸部と台湾)関係の発展について意見を交換した。
同弁公室の陳雲林主任と新党の郁慕明主席は、座談会でそれぞれ次のように述べた。
陳雲林主任
中国には統一が必要であり、中華民族には振興が必要だ。これを阻止できるいかなる力も存在しない。「台湾独立」を掲げる分裂勢力は、台湾の同胞の内部に対立を生じさせ、台湾海峡両岸の対抗を挑発し、台湾を中国から分割しようと図っており、そのやることなすことは、中華民族の根本利益を損なうばかりか、台湾の同胞の切実な利益も著しく損なった。両岸の同胞はいずれも、両岸関係の平和かつ安定した発展を望んでおり、団結して「台湾独立」を掲げる分裂勢力に断固反対し、われわれ民族の素晴らしい未来を共に創り出していかなくてはならない。
郁慕明主席
新党は「一つの中国」の枠組みを認めており、人民と歴史に責任を持つ姿勢で、両岸関係の改善と発展に力を尽くす。今回は抗日戦争勝利60周年を記念して、われわれ訪問団の大陸部訪問を「民族の旅」と位置付けたのは、両岸の歴史が長く、両岸の同胞が「家族」であることと、21世紀中に和解と利益共有という新たな道を再び歩き出し、中華(民族)をともに振興しなければならないことを皆さんに伝えたいからだ。(編集SN)
「人民網日本語版」
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