ロシアのラブロフ外相は、4日、モスクワで、「ロシアは国連の全面的改革を主張し、その改革は国連の更なる結束にあり、分裂に向かわせるものではない」と指摘しました。
関係者によりますと、ラブロフ外相は、当日ロシア訪問中の国連事務総長特使を務めているアイルランドのエヘアン外相と会談し、その後の記者会見で、「国連の改革は、国連活動のあらゆる分野に及ばなければならない。この世界規模の機関が様々な従来の規則などの脅威だけでなく、テロリズムを含む新たな挑戦にも対応し、より効果的に危機や紛争などにも対応しなければならない」と指摘し、改革は国連をより結束させるべきで、分裂に向かわせるものではないとの考えを示しました。
ラブロフ外相は、関連国家に国連憲章の武力行使に関する規定を遵守するよう呼びかけました。
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