ロシア国防省の高官が27日明らかにしたところによりますと、『空開放』という条約の規定に基づき、ロシアの監視員が偵察機に乗ってアメリカ領空に2000キロ近くを飛行してアメリカ本土にある軍事施設に対する定例偵察を行うという活動を終了したということです。
これにより、ロシア側の偵察機は2002年の『空開放』という条約が正式に発効して以来、三回に亘ってアメリカ本土に対する偵察活動を行ったことになります。アメリカ国防省は、ロシア側の偵察活動に協力を与えると共に、ロシア側の偵察機が航行線でのあらゆる地面目標を撮影することを許可しました。
現在までに、「空開放」というこの条約の締結国は30国となっています。
|