朝鮮半島の核問題を巡る六ヶ国協議に参加するアメリカの首席代表でもあるクリストファー・ヒル国務次官補は20日、韓国のインチョン(仁川)で、「アメリカは、六ヶ国協議が7月に再開されるよう希望し、朝鮮側と相互尊重と平等という雰囲気の中で対話を行いたい」と述べました。
ヒル国務次官補は当日、韓国訪問を終えるに先立って談話を発表し、「朝鮮の最高指導者キム・ジョンイル氏と韓国のチョン・ドンヨン(鄭東泳)統一相がピョンヤンで行った会見は、六ヶ国協議の再開にプラスとなる」と述べ、また、韓国が六ヶ国協議推進に払った外交的努力を高く評価しました。
ヒル国務次官補は、また「アメリカは依然として、朝鮮が六ヶ国協議に復帰する期日に注目しており、六ヶ国協議が実質的進展を収め、朝鮮がすべての核計画を廃棄するよう希望する。こうしてこそ、アメリカと関係諸国は平等で相互尊重を踏まえ朝鮮への援助を展開することができる」と述べました。
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