国連のアナン事務総長は17日声明を発表し、「アメリカの一部議員が国連会費を滞納する方法で国連に圧力をかけようとするやり方は、国連の改革プロセスに影響を及ぼすものだ」と指摘しました。
アナン事務総長はその声明で、「会費の滞納は国連改革にいかなる積極的な役割もなく、かえって改革のプロセスに影響を及ぼすだろう」と述べました。
当日、アメリカの下院は「2005年国連改革法案」を可決しました。この方案によりますと、国連がアメリカの要求に従って改革しなければ、アメリカは50%の会費を滞納すると共に、国連の平和維持活動への援助の提供を停止することになります。
現在、アメリカは国連加盟国で一番多くの会費を納めており、その会費は国連年度予算総額の22%ぐらいを占めているとのことです。
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