ロシアのラブロフ外相は7日イタリアの首都ローマで、「国連の改革は国連行動の有効性を向上させることを前提とすると共に、幅広く協議し、見解の一致に達する基礎の上で進められるべきである」と述べました。
これは、ラブロフ外相がイタリアのフラティ二外相と会談した後の共同記者会見で述べたものです。
ラブロフ外相は、「国連の改革は、安保理の議席を増やすだけでなく、その着眼点を国家の分裂、人権侵犯、宗教と人種衝突などの挑戦に対処する能力の向上に置き、安保理の権威と能率を高めるべきである。国連の改革は重大な事柄であり、急いで成功を求めることができない。もし、改革の速度を強引に求めるならば、国連内部の分裂を招くだろう」と述べました。
|