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マクラク教授はキルギス族の長編小説『マナス』の専門家です。『マナス』はキルギス族の英雄史詩で、マナス家族八代の人々が異族の侵略に反抗し、故郷を守り、キルギス族の人々を率いて安定した生活を求める物語を描いています。この小説は極めて高い芸術性と文化価値を持っています。マクラク教授はこの名作を研究し、数十本の論文も発表して、この小説の多言語出版に取り組んでいます。
「語学の研究は厳しいもので、多くの知識を生かす必要があります。少数民族の言葉は使用範囲が限られているので、参考資料に制限があります。また、新疆で生活しているキルギス族は15万人しかいませんし、その多くは辺境地区に住んでいます。一つの言葉が分かるには、山々を超えて関係者を探し歩いて聞かなければなりません。かなり辛いけど、それなりの楽しさがある」とマクラクさんが話してくれました。
「語学の研究は連続性の強い作業です。私は普通一日5時間しか寝ません。でも、これは有意義な仕事だと思いますよ。キルギス族の人々ははっきりと自民族の歴史が分かり、私の本を読んでくれると、何より嬉しいですよ」。
マクラク教授は今、新疆キルギス族文化歴史研究会の秘書長、新疆『語言と翻訳』雑誌社の社長、『マナス』研究会の秘書長を務めています。家族の人にとって、マクラクさんはまるで「仕事の鬼」のようです。これについて、マクラクさんの奥さんはこんなことを語ってくれました。
「2003年のある午後、同僚から、『マクラクはもうだめだ』って知らせがあったので、驚いた私はすぐ彼のオフィスへ行きました。すると、彼は原稿を持ったまま、じっと椅子にかけていました。病院に運ばれた後、お医者さんは『マクラクはひどい脳疲労にかかっちゃった』と伝えてくれました。入院中でも、マクラクは彼の『漢キ辞典』を大事に持って研究していたのよ。まるで子供みたいです」。マクラク教授の家はかなり素朴なものです。60平米の部屋はほとんど本に埋められています。マクラクさんの息子モサジャン君の話によりますと、父親はほとんどの貯金を科学研究に使ってしまったとのことです。
しかし、仕事熱心なマクラク教授は多くの人々からの尊敬を博しています。
『新疆行くシリーズ』、今日の番組はキルギス族のマクラク教授の物語をお伝えしました。では、今日の質問を繰り返します。「マクラク教授は何を専攻していますか」
答えは次の宛先までお送りください。
郵便番号:100040、中国石景山区石景山路甲16号、中国国際放送局日本語部『新疆行くシリーズ』の係りまで。
皆さんの答えをお待ちしております。
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