第十八课:你对这个问题有什么看法?
第十八課:この問題についてどうお考えですか。
道教
道教は、中国で生まれた伝統宗教で、その影響は仏教に匹敵します。
道教は漢の時代に形成され、唐の時代に普及するようになりしました。道教は創設された当初、道家学説の創始者老子の『道徳経』を根本経典とし、その中の“道”と“徳”を基本信仰としました。道教は“道”と“徳”について、「道は宇宙万物の本源であり主宰であり、あらゆる事物を包括している。万物はすべて道から変化したものだ。徳は道の体現である」としています。道教はまた、生・悪・死を重視し、長生不老を追及し、人間は生命を自分で主宰でき、天命に服従することはないとしています。さらに、人間は修道養生しさえすれば、長生不老が可能で、道を悟り仙人になることができるとしています。
道教は、中国古代の政治・経済・哲学・文学・芸術・音楽・絵画・建築・医学・薬物学・養生学・気功・化学・武術・天文学・地理学に対して、それぞれ影響を及ぼしました。このほか、中国人の思考・倫理・道徳、それに中国の民俗風習・民族関係・民族心理・民族性格などに対して深遠な影響を及ぼしました。
尊老
中華民族は世界でもっとも古老な民族です。中国は、儀礼の国として世界に知られ、悠久な文明伝統があります。中国の伝統文化と民族美徳は長い歴史があり、多くの価値ある精神文化成果と民族伝統美徳を凝集しています。それには、文明礼儀・誠実信用・勤労節約・団結互助・祖国熱愛・刻苦質朴・奮闘努力などが含まれます。とくに敬老尊老の伝統的美徳は、さながら透き通った湧き水のように、中国の悠久な歴史の大河を流れています。
中国古代思想家の孔子は、「子女が生きてこられたのは、父母が養育したくれたからだ。それは犬や馬も同じだ。老人を養っても尊敬しない場合、犬や馬と同じだ」と述べています。また、孟子は「人々は自分の老人を尊敬するだけでなく、自分の老人以外の老人を尊敬すべきだ」として、老人尊敬をさらに大きな範囲に広げています。中華民族は5000年の歴史過程で、一貫して老人に孝行することは天理にかない、人倫にかなうことだとしています。親孝行な子女は人々から尊重され、親不孝な子女は社会世論の叱責を被ってきました。