第六课:请问邮局在哪儿?
第六課:郵便局はどこにありますか?
羅針盤
羅針盤は中国の古代の四大発明の一つで、戦国時代に生まれ、これまで2000年あまりの歴史があります。
最初の羅針盤は天然の磁石で出来ていて、匙のような形をし、底部はすべすべし、平らな銅製や木製の「地盤」の上で回し、それが止まると匙の柄が南方を指すことから「司南」(sī nán)と呼ばれていました。
中国はこの羅針儀を最初に発明した国であり、これを航海に初めて使用した国です。11世紀末に航海で使用されてから、その装置も改善され始め、南宋時代からは磁針と方向を示す装置を一体化したものが現われ、元に時代になると磁針を立てた亀と魚の形をしたものが生まれました。
羅針盤の最大の効果は航海中に見られたことから航海技術の変革をもたらし、世界の航海事業の発展と文化交流を促し、人類の航海活動に新しい時代を切り開きました。南宋時代に中国の漁船に乗ってきたアラブとペルシャの商人はこの羅針盤の作り方を覚え、これをヨーロッパに伝えました。そして12世紀末から13世紀のはじめにかけて、アラブとヨーロッパの一部の国は航海でこの羅針盤を使用し始めましたが、それは中国よりも100年以上あとのことなのです。
風水
風水文化は中国で生まれた昔の神秘な文化の一部で、多くの知識を含み長い歴史があります。風水は中国人特有の文化現象であり、広く伝わった魔よけの術数といえ、環境と人との関係についての芸術と学問なのです。風水をみるというのは、人と建築や事前との関係に、つまり、「天と人」の関係を判断することで、これは中国の数千年という文明が示した「天人合一」(tiān rén hé yī)という宇宙観と審美観とは根本的に一致しています。
風水学の基礎と核心となる思想は「易経」から来たものです。風水の核心とは、その居住と生存の環境に対して選択と処理をおこなうことで、その範囲には住宅、陵墓、村や町、都市の企画と建設が含まれています。うち、陵墓にかかわるものを「陰宅」といい、人々の住宅と環境にかかわるものを「陽宅」といいます。これは「易経」が主張する陰陽哲学を基にしたもので、五行、八卦、十二時辰と二十四山方位などの易の宇宙観を理論的な基盤と操作法とし、中国人特有の吉凶論を以って、人と自然、人と外部世界との協調的な統一を高度に表すのです。
風水学に基づく建物の建造地点の選択、建物の向きと内部構造や配置についてはかなりこだわりがあり、建物自身は人の気持ちと健康にいつも影響を及ぼしていることから、人の事業、財運と家族の情感などにかかわっていると考えているのです。風水でもっとも知られる成語は「坐北朝南」(zuò běi cháo nán,北側を背にし南に面し腰をおろす土地)と「背山望水」(bèi shān wàng shuǐ,山が背後にあり正面に水がある土地)です。その他の用語では「路冲」(lù chōng,家が丁字路に面する状態)と「穿心」(chuān xīn,住まいなどの近くに尖ったものがあり、それが自分に突き刺さること)、それに「断梁」(duàn liáng)などがあります。
長い間伝わり、その進展と変化の過程で、風水学には多くの神秘な、また誇張したものが混ざりこみ、同時に、古い習俗や観念と保守的な心理の影響を受け、その真の純粋な部分は徐々に少なくなり、多くの誤ったものが人々を惑わしたことなどは、客観的にいうと、風水が迷信だとされた主な原因となったのです。