第七回栖霞市リンゴ祭り
10月16日、山東省栖霞市では、今年で7回目になるリンゴ祭りが始まりました。今年のテーマは「リンゴの文化」で、果物の販売促進、交流の強化、町のイメージアップを目指しています。
開会式には、地元政府や、山東省、外国企業の代表など、8000人余りが参加しました。式典には地元農民による出し物が行われ、道教の太鼓踊り、龍舞、ヤンゴ踊りなどが披露され、会場を大いに盛り上げました。
会場には展示コーナーも設けられていました。その中の企業コーナーにはリンゴ酢や、ワイン、お酒などが出品されました。伝統文化のコーナーもあり、そこでは無形文化財が展示されていて、冠婚葬祭に使われる小麦粉でできた飾り物「花ボボ」、色鮮やかな人形、粘土細工の虎、編み物、切り紙などが紹介されていました。
会場の入口には、リンゴを積み上げてつくった、中国の富の象徴・金元宝(昔の通貨)が印象的でした。実はそのリンゴは日本の富士リンゴが使われているのです。
改革開放後の栖霞市は、豊かさを目指し発展するさなか、富士と出会うことで、大きな変貌を遂げました。
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