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サッカー東アジア選手権
   2008-02-28 16:18:21    cri

 サッカーの第二回東アジア選手権が中国の重慶などを舞台に行われました。この結果、男子は日本と韓国が勝ち点で並んだのですが、ゴール数の差で韓国が優勝。そして女子は日本、なでしこJAPANが見事、一位に輝きました。中国は残念ながら、男女とも第3位という結果に終わったのです。

 東アジアサッカー選手権というのは、あくまでアジアのサッカー先進地域である東アジアの中で、切磋琢磨していこうとという、あくまで親善試合ではあるのですが、出場した日本、韓国、朝鮮、そして中国の四カ国はいずれもの代表チームが参加するため、非常に注目されました。

 女子は、今回のフル代表がそのまま五輪代表になりますから、オリンピック前の腕試し、という意味合いがあります。今月18日、韓国と対戦し3対2で勝利。続く21日は0対0で朝鮮と引き分け、そして最終戦は24日、日本との試合では0ー3で破れ、結局3位に終わりました。

 18日の韓国戦なんですが、韓国はそもそも女子サッカーはまだ歴史が浅いということもあって、力的には、中国より格下ではあります。その中で、3ー2と接戦に持ち込んだということで、韓国もかなり力をつけてきたなあという印象だったんですが、一方の中国も、ハプニングによって、ドマンスキー体制から、エリザベス体制に代わって、どんなサッカーができるかというところに注目が集まりました。

 中国は試合の主導権を常に握っていましたが、チャンスはたくさん逃しました。試合後のエリザベス監督は「私たちのFW(フォワード)は確かにゴールチャンスをたくさん逃しました。しかしあれは、努力しなかったこと、あるいは集中力の低下などが原因ではありません。私たちは、その場その場の課題を克服しながら、段階的にトレーニングをしています。まずはディフェンスの組織プレー、そしてDF(ディフェンダー)と中盤の協力、そしてそこから前線とのつながりがあって、最後にシュートがあるのです。これらは、オリンピックに向けて、徐々に階段を上るように実現されるものです。だから、今は選手たちが安心して練習できる環境がほしいと思います。そして、自信を持つことです。」と述べました。

 フランス人のエリザベス監督は2007年10月から中国代表チームの監督に選ばれました。このとき、北京オリンピックでの中国のメダル獲得を公約しました。その後の数ヶ月間、エリザベス監督の行っている練習方式に対して、選手やメディアなどから疑問の声が上がりました。例えば、FWの数を頻繁に変えたり、MFのポジションを変えたりと、ファンにとっても理解できないものが多かったのは事実です。エリザベス監督は、選手がより多くの戦術に適応し、ディフェンスの能力を高めることが目的だと語っていました。「選手のポジションやフォーメーションを頻繁に変えたのは、より多くの機会を通じて、選手がより多くの戦術に適応するための練習方法です。ミスもでるでしょうが、それによって自信も生まれてきます。中国には、まだ攻撃面とパスの正確性についてまだ問題があります。北京オリンピックまでわずか6ヶ月足らず。今後の練習で彼女たちのディフェンス面を高めていきたいと思っています。」

 一方、こういった状況について、中国代表の選手は、どう見ているんでしょうか。MFの張ナ選手に伺いました。は、これらの変化に応じるよう努力し、監督の指示を全力あげて協力すると「最初はちょっと慣れませんでした。ただ、こういったフォーメーションが頻繁に変わったり、組織の組み立てが変化したりというのは、何度かの試合を経ることで、だいぶん慣れてきたような気がします。私たちは、監督の指示したことにしたがって、プレーをするだけですから。ですから、これらの変化に対応できるよう、監督には全力をあげて協力したいと思っています。」

 今大会の中国の戦いぶりを見る限り、技術面ではともかくとして、試合に臨む姿勢というか、精神的な面での成長が見られたという点で、エリザベス監督は一定の成果を挙げたといえます。その点について、エリザベス監督のコメントです。「世界の女子サッカーレベルの発展が早く、すべてのチームが絶えず努力を続けています。世界ランク15位以内のチームはどこがどこを破るか、全くわかりません。この状況は、女子サッカーの発展にとって、非常によいことです。我々も、この世界の情勢に対して、絶えずレベルアップを図っていかなければなりません。その先にあるのが北京五輪であると考えています。」

 中国の女子サッカーのオリンピックでの最高成績は1996年アトランタオリンピックの銀メダルです。ただここ数年は、低迷期に入っています。オリンピックまであと160日あまり???。これからの一試合一試合が、オリンピックに向けた大切なステップとなります。

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