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テスト大会レポート『競泳』(大会5日目)斉暉が2つ目の金
   2008-02-04 15:44:54    cri

 競泳の五輪テスト大会「中国オープン」は4日、大会5日目を迎えました。

 この日、会場中の注目を集めたのは、北京五輪でのメダルが期待される斉暉(チー・フイ)の女子200m個人メドレー。斉暉は2:14:14で2位に2秒差以上をつける余裕の泳ぎで優勝。今大会、個人2つ目の金メダルを獲得しました。

 斉暉には、今大会の目的は二つ。一つは、『朝の決勝』という史上初のタイムスケジュールを経験すること。そして、もう一つは北京五輪で出場を予定している各種目で、オリンピックA標準をマークすることです。

 今日の200m個人メドレーで、A標準(2分15秒27)を大きく上回り、目標としていた3種目(他は100m平泳ぎ、200m平泳ぎ)全てでA標準を達成しました。

斉暉

 レース後、斉暉はA標準突破には「予定通り」と笑顔を見せたものの、「記録にはまだ不満」と語ります。特に、『朝決勝』については、まだ体にしっくりきていないようで、「もう少しコンディションをうまく持ってこられれば、まだ上に(記録的に)いける」と自信を覗かせていました。

 斉暉は、言うまでもなく今年の北京五輪で、金メダルの期待が高まる選手の一人。成長著しい日本の種田恵(神奈川大学3年)や田村菜々香(東海大学3年)とは同じ平泳ぎで戦うライバルとなります。もちろん、まずは、中国が3月、日本が4月に行われる選考レースで勝ち抜くことが必要ですが、日中のホープたちがウォーターキューブのプールで、激烈なメダル争いをする情景が今から楽しみです。

 31日から始まった『中国オープン』もいよいよ大詰め。あとは男女バタフライ、背泳ぎ、男子400m個人メドレーの予選と決勝を残すのみとなりました。各国選手とも、今年夏の決戦に、十分にウォーターキューブを"研究"したよう・・。一方、最初は道案内にも戸惑っていたボランティア諸君も、今はすっかり慣れて、テキパキと仕事をこなしています。選手も、そして運営スタッフも数多くのことを学んだ今大会。明日の最終日も、順調に競技を進め、気持ちよく『フィニッシュ』を迎えたいものです。

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