北京五輪のメイン競技場の一つ、国家水泳センター(愛称:水立方、ウォーターキューブ)で行われる競泳「北京オープン」が31日開幕。初日は男女バタフライと自由形の予選が行われました。
このうち男子200m自由形には、去年の世界競泳200m個人メドレーで銅メダルを獲得した高桑健(自衛隊)が出場。レース後は「いい感じで泳げた」と振り返りましたが、結果は1分52秒64の12位で予選落ち。しかし、"本職"のメドレーに向けて、気持ちを新たにしていました。この真新しいプールについては、「水もきれいで泳ぎやすい。床にもヒーターが効いていて心地いい」と"高評価"でした。
なお、女子200mバタフライでは、日本の星奈津実(春日部共栄高)が2分7秒35で予選1位通過。また男子100mバタフライでは高本 翔太(法政大学)が54:43の6位で同じく予選通過し、明日の決勝に臨みます。
北京五輪と同じく、夕方6:30から予選、翌日午前中から決勝・・という形で行われる今大会。私は、このテスト大会については、出来るだけ初日の予選の段階から訪れるようにしていますが、「夜の予選」というのは、なかなか慣れない感じがします。ただ、北京市民にとっては、待ちに待った「水立方」のお披露目・・・ということで、予選にもかかわらず、スタンドは6,7割の入りとなり、関心の高さを示しました。
さて、この国家水泳センターについて、日本側の感想ですが、各チーム関係者とも、とりあえず今のところは、おおむね良好な評価。ある方は「白とブルーを基調にした会場は意外だった」と笑います。中国ならではの派手な色使いを想像してきたとのこと。マリンブルーをイメージしたさわやかなデザインは、いい意味で(これまでの中国のイメージを覆す)もの、だったのでしょう。
明日からは、いよいよ各種目の決勝が10:00からスタートします。今大会には、"超"世界級の選手はいないものの、虎視眈々と北京五輪でのメダルを狙う「期待の星」が集まっています。一足早く、五輪メイン競技場で火花を散らす選手たちの熱き泳ぎを引き続きお伝えしていきたいと思います。
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