日本語題：集結号　アセンブリー（仮）

　英語題：ASSEMBLY

　【キャスト】

　張涵予（チャン・ハンユー）

　以前にも、馮小剛（フォン・シャオガン）作品に出演したことがあり、今回は、主役を担当。日本ではあまりなじみのない名前ですが、ドラマなどでも活躍している実力派。

　誕生日：12月19日

　出身地：北京

　出身校：中央戯劇学院

　【主な出演映画】

　『没完没了（ネバー・エンド）』（1999）

　『大腕（ビッグ・スター）』（2002）

　『手机（携帯電話）』（2003）

　『危情雪夜』（2004）

　『天下無賊（渡る世間に鬼はない）』（2004）

　『烽火（のろし）』（2006）

　『集結号　アセンブリー』（2007）

　トウ超（デン・チャオ）

　大学卒業後すぐにドラマ『少年天子』で若き日の康煕帝を演じ、人気者に。その後も時代物ドラマ出演が多く、最も将来が期待される若手俳優の一人。

　生年月日：1980年2月8日

　出身地：江西省

　出身校：中央戯劇学院

　任泉（レン・チュアン）

　テレビドラマを中心に活躍している男優。最近は映画出演が増えているような気がします。

　生年月日：1976年3月4日

　出身地：黒龍江省

　出身校：上海戯劇学院

　【主な出演映画】

　『犬殺』（1997）

　『司馬敦』（1998）

　『緑色柔情』（1999）

　『短信一月追』（2005）

　『集結号　アセンブリー』（2007）

　王宝強(ワン・バオチャン)

　2002年、映画「盲井（Blind　Shaft）』の主演に抜擢され、フランスの第5回ドーヴィル・アジア映画祭で最優秀主演男優賞を獲得。その後、馮小剛（フォン・シャオガン）監督の大ヒット作品『天下無賊（渡る世間に鬼はない）』に出演したのがきっかけで、知名度が一気に高くなり、いまや、ドラマや映画で活躍中！

　生年月日：1986年4月29日

　出身地：河北省

　【主な出演映画】

　『盲井（Blind　Shaft）』（2002）

　『天下無賊（渡る世間に鬼はない）』（2004）

　『集結号　アセンブリー』（2007）

　廖凡（リアオ・ファン）

　舞台やドラマでも活躍している実力派。ここ最近はより存在感のある演技を見せてくれています。

　生年月日：1974年2月14日

　出身地：湖南省

　出身校：上海戯劇学院

　【主な出演映画】

　『像鶏毛一様飛』（2002）

　『恋愛中的宝貝（ベイビー・イン・ラブ）』（2004）

　『天黒請閉眼』（2004）

　『緑帽子（グリーン・ハット）』（2004）

　『求求[イ尓]表揚我』（2005）

　『好奇害死猫（好奇心は猫を殺す）』（2006）

　『落葉帰根（帰郷）』（2007）

　『集結号　アセンブリー』（2007）

　【スタッフ】

　監督：馮小剛（フォン・シャオガン）

　1958年北京生まれ。

　「お正月映画ならフォン･シャオガン」と言われていて、『甲方乙方（甲と乙）』『不見不散(遥かな想い チャイニーズ・ドリーム in U.S.A.)』『没完没了（ネバーエンド）』『大腕（ビッグスター）』『手機（携帯電話）』など、数々の名作を発表しています。

　【主な監督作品】

　『遭遇激情（仮題：激情との出会い）』（1990）

　『大撒把（仮題：手を離して）』（1992）

　『天生胆小（仮題：生まれつきの弱虫）』（1994）

　『甲方乙方（仮題：甲と乙）』（1997）

　『不見不散(遥かな想い チャイニーズ・ドリーム in U.S.A.)』（1998）

　『没完没了（仮題：ネバー・エンド）』（1999）

　『一声嘆息（仮題：ため息）』（2000）

　『大腕（仮題：ビッグ・スター）』（2001）

　『手機（仮題：携帯電話）』（2003）

　『天下無賊（仮題：渡る世間に鬼はない）』（2004）

　『夜宴（女帝ーエンペラー）」（2006）

　『集結号　アセンブリー』（2007）

　【主題歌】

　楊坤（ヤン・クン）/『兄弟（仲間）』

　【ストーリー】

　舞台は１９４８年、新中国建国前夜の戦場です。戦死した仲間の名誉を回復するため一生を捧げた兵士の物語です。ちなみにタイトルの「集結号」ですが、「号」とは中国語で「ラッパ」を意味する言葉です。「集結号」は集合の合図のラッパのことで、このラッパの音が聞こえないかぎり、兵士たちには撤退することが許されません。壮絶な戦場で展開される男たちの物語となっています。

　【レビュー】

　この年末は、ピーター･チャン監督の『投名状』とフォン･シャオガン監督の『集結号』の一騎打ちと言われています。話題性の高い作品です。馮小剛（フォン・シャオガン）監督の代表作といえば、『不見不散(遥かな想い チャイニーズ・ドリーム in U.S.A.)』や『一声嘆息（ため息）』『手機（携帯電話）』『天下無賊（渡る世間に鬼はない）』などがあります。庶民的なコメディ作品を撮る監督というイメージが強いですが、昨年の『夜宴（女帝ーエンペラー）』という作品では大型時代劇、そして今回はシリアスな戦争モノと、徐々にイメージチェンジを図っているようです。

　前回の「女帝ーエンペラー」では、チャン・ツィイーを起用し話題となりましたが、今回は張涵予・鄧超・任泉・王宝強・廖凡などといった役者が出演しています。日本ではあまりなじみのない名前ばかりですが、中国の映画やドラマ、舞台などで活躍している実力派がそろっています。彼らの迫力の演技にもぜひ注目してください。

　（編集：ミン亦氷）