予定より1時間遅れて、現地時間で朝10時すぎ、ドーハ国際空港に到着。アジア大会専用の通関口が用意されていたのは良かったが、これだけ大勢な乗客が来るのが初めてで慣れないのか、記者団の荷物が揃うまで、1時間くらいかかった。
ドーハの今日の気温は最低18度、最高23度。すでに冬の寒さの北京から来た私にとって、夏に戻ったような気がする。やっぱり赤道に近い国だなというのが、ドーハに対する私の最初の印象だ。
その次の印象深かったことは、ドーハの町は工事だらけなところだ。大会用の競技場はすでに竣工しているが、高層オフィスビルが選手村の回りに次々と建設されている。
現地駐在記者の案内で、報道陣の活動拠点となるプレスセンターを初めて訪ねた。420席が用意されており、プリンターやコピー機などが揃っている。大会はまだ始まっていないが、プレスセンターは多くの人が集まっている。
今、皆の関心は、開幕式の聖火をどうやって点火するのかということだ。300メートルの聖火台が市中心にそびえ立っている。あんなに高い聖火台のてっぺんにどうやって火をつけるのか。ヘリコプターを使うのか、聖火台を横向きに倒して火をつける仕組みが仕込んであるのか…いろいろな想像を広げながら、明日の開幕式を待つ。
<ドーハ時間夜11時(北京時間12月1日朝4時)>
文章:李軼豪
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