北京時間29日深夜11時半。一行12人が北京を立った。第15回アジア競技大会の取材団。飛行機が夜の空に飛び立った。西アジア、カタールのドーハに向かう。
カタールは、私にとって、神秘な国だ。砂漠の中にある。原油しかない。女性は顔を隠さないと外出できない。これぐらいの、ばらばらなイメージしかなかった。
日本以外の初めての外国行き。アラブ語はできないし、英語が堪能ではない。緊張、興奮、不安……。全部混ぜている心境。
9時間の夜間飛行の末、乗り換えのドゥバイ国際空港に到着。世界でも、その巨大さで名が知られる国際空港だそうだ。
やっぱりイスラム教の国だった。女性職員が北京空港と比べて、圧倒的に少ない。目的地のカタールはどうだろうか。
免税店がいっぱいがあるので、今見に行かなければ。半月間の取材が待っているから。一回目の「ドーハ発」はこれくらいにしよう。15日間に渡るドーハからの新鮮なレポートをお楽しみに。
(ドーハ国際空港にて、ドゥバイ時間6時半)
注:日本より5時間早い。
文章:李いつ豪
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