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中華圏の音楽シーンにおける若者たちのカリスマといえば、文句なく、台湾の周傑倫(ジェイ・チョウ)です!ジェイ・チョウが何かやるたびに、彼の一挙一動に注目が集まります。まさに風雲児というべき存在だといえます。CDの売り上げも常にトップですし、あのクールなイメージも、若者たちをひきつける要因かもしれません。
周傑倫は、歌手デビューする前に、作曲家として活躍していました。ビビアン・スーなどの有名な歌手に、楽曲を提供したことがあります。デビューすることになったとき、ビビアンが協力を申し出て、「かわいい彼女」という曲の作詞を担当しただけでなく、プロモーションビデオにも出演してくれた、というエピソードは有名です。

1999年、18歳のとき、作曲家としての活動を始めていて、3年後の2002年に歌手デビューしています。有名な話ですが、ジェイ・チョウは小さいころからピアノを習っていて、中学生のころにはすでに作曲を始めていたんです。その後、音楽の専門学校に進学し、クラシックやポップスなどの音楽に精通するようになったのです。
彼がデビューするきっかけは、台湾のオーディション番組『超級新人王(スーパー新人王)』でした。この番組で、台湾芸能界のナンバーワンと称えられる呉宗憲(ジャッキー・ウー)にスカウトされ、歌手デビューすることになったんです。

周傑倫は、今まで、7枚のアルバムをリリースしています。実はデビューからまだ4年ですが、ものすごく存在感があります。最近ではテレビや映画でも活躍しています。CMにもたくさん出ているし、昨年は、日本の漫画が原作の映画『イニシャルD』で初主演しました。主人公の拓海を演じていましたが、本人のキャラクターとすごく合っていて、好評だったみたいです。さらに今年は、あのチャン・イーモウ監督の新作映画『黄金甲』で、重要な役を演じて話題となりました。母親のために反乱を起こす皇帝の2番目の息子という役どころです。この映画は、年末に中国で正式上映される予定で、日本でも公開されるかもしれません。興味のある方はぜひ注目してくださいね。
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