北京市内を走る地下鉄、バス、タクシーで共通して使えるチャージ式交通ICカードによる支払いシステムが10日から本格稼動しました。
統計によりますと、今までに149万枚余りのICカードを売り出したということです。そのうち、普通券(地下鉄、バス、タクシー共用の)は33万8千枚(ICカード本体は20元、いくら買うのかはその人次第)、定期券は115万8千枚(バスの場合は、学生は月額20元、社会人は月額45元です。地下鉄の場合は月額60元で、バスと地下鉄共用の場合は月90元となっています。月に140回までという乗車制限があります)。
メディアの報道によれば、ICカードの使用に慣れないのでスムーズに行かず、普段より混んでしまったそうです。このシステムをスムーズに利用できるまでには、まだ時間がかかりそうです。
ところで、10日の午後4時ごろ、放送局近くの地下鉄駅・八宝山に行って様子を確かめました。ラッシュアワーの時間ではないので、空いています。警備員の他に、地下鉄の従業員二人が改札口に立って、ICカードの利用方法を教えていました。
紙の普通乗車券はこれからも使われますが、69年間使われてきた紙の定期券の方はただの「記念物」となります。
(撮影、文:藍暁芹、 時間:5月10日午後)
地下鉄の八宝山駅の改札口で
ICカードを使用する
一回で3元
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ICカード普通券の正面と裏 |
わたしが持つ新しいICカード地下鉄専用定期券の正面と裏 |
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