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李外相、「日本指導者は中国人民の感情を傷つけるべきではない」
   2006-03-08 15:58:40    cri

 第10期全国人民代表大会第4回会議が開催されている中、李肇星外相は、7日午後、人民大会堂で記者会見を行いました。李外相はこの中で、国際情勢や中国の外交政策について内外の記者の質問に答えました。

 当面の中日関係について、李肇星外相は、「現在、中国と日本の政治関係が困難に直面している原因は、日本の一部の指導者が今もなお侵略戦争を発動し指揮したA級戦犯への参拝を堅持していることだ。日本指導者は、中国人民と、侵略戦争により損害を受けたその他の国の人民の感情を傷つけることをするべきではない。今、大事なことは、日本の一部の指導者が充分な誠意と勇気をもって、自分の誤った行動を改めることである」と述べました。

 李肇星外相は、中日関係に関する質問に答え、次のように述べました。「中国と日本は、隣国であり、中国人民は、日本人民と世々代々友好的に付き合っていきたい。しかし日本の一部の指導者は、今もなお侵略戦争を発動し、指揮したA級戦犯への参拝を堅持しているが、これは、非常に重大な問題であり、中国人民が受け入れられないばかりではなく、その他の多くの国の人民も、これを受け入れることはできない。あるドイツの政府関係者は、私につぎのようなことを言った。ドイツ人も、日本の指導者が、なぜこのような愚かで、不道徳なことをするのか理解できない。ドイツの人達の話によれば、第二次世界大戦後、ドイツの指導者には、ヒトラー、あるいは、ナチズムを崇拝する人はいない。ナチズムによって殺された人々を生きかえらせることはできないが、少なくとも、われわれは、被害者の子孫の感情を傷つけることをするべきはないと語った。アメリカの政府関係者も、アメリカ人は1941年12月7日に発生したことを忘れないと私に言った。また、あるマレーシアの友人は、日本の侵略者が真珠湾を空襲した同じ日、マラッカ海峡を空襲し、多くの罪もない民衆に損害を与えた。こうした話しは沢山ある」。李外相はこのように述べました。

 李肇星外相は、「中国側が日本との善隣友好協力を発展させる基本的方針は、変わっていない。われわれは、引き続き、胡錦涛国家主席が去年4月23日ジャカルタで示した五つの主張に基づき、中日関係を改善し、発展させるため積極的に努力する。この五つの主張とは、中日間の三つの政治的文書を厳格に守り、実際の行動で21世紀に向けた中日友好協力関係の発展に尽力することである。第二は、『歴史を鑑とし、未来に目を向ける』ことを着実に堅持する。日本側は厳粛な態度で、歴史問題をきちんと処理することである。第三は、台湾問題を正しく処理することである。日本側は実際の行動で、台湾問題で行った約束を具体化する必要がある。第四は、対話を通じて対策な立場で協議し、中日間の意見の食い違いをきちんと処理することである。第五は、双方の幅広い分野における交流と協力を強化し、民間交流を強化することである」と述べました。

 李肇星外相は、更に「私は、歴史問題では中国人民が被害者であることを改めて強調したい。現在、重要な問題は、日本の一部の指導者が充分な誠意と勇気を持ち、自分の誤った行動を改めることだ」と述べました。

 李肇星外相は、また「東中国海問題について、中国側が行っている開発は、中日双方の間に争いがない中国の近海で行っているものだ。中国と日本両国の間に、東中国海問題で意見の食い違いが存在していることは、客観的事実であるが、双方とも、交渉を通じて、意見の食い違いを解決し、協力を探し求めるよう求めている。中国外務省アジア局の胡正躍局長が、日本外務省アジア太洋州局の佐々江賢一郎局長との間で行っていた東中国海問題を巡る第4回協議は7日終了した。今回の協議は実務的、かつ建設的なもので、双方は、できるだけ早く次回の協議を再開することに同意した」と述べました。

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