１． ハーダを贈る　

　ハーダを捧げることはチベット族で最も普遍的な礼儀作法です。ハーダは生糸製の絹布で、長さに違いがあります。それを贈るのは、人に対する純潔、誠心、忠誠の意を表わしています。古来、チベット族は白色は純潔と縁起の良さを象徴すると信じているので、ハーダは一般的には白色です

２． 長くぬかずくこと　

　それはチベット仏教が盛んな地区で、信徒と教徒たちが敬虔で誠実に仏像に拝礼することです。

３． 敬語と呼称　

　チベット族は敬語を使うのに非常に気を付けています。その習慣はラサの人が最も重んじています。ラサひいてはチベット全域では、言葉は全部３つに分かれ、共通語、敬語と最敬語です。名詞、動詞そして形容詞など、全部そのようです。地位が同じの人の間は敬語を使い、目下の人は目上の人に対しても敬語を使いますが、地位の差が大きい人に対しては最敬語を使います。チベット族は呼称することにとても気をつけています。正しくなければ、人に不作方だと見られます。

４． 酒とお茶をすすめる　

　チベット人の家を訪ねると、主人はお酒を差し出します。一般的には裸麦酒です。裸麦酒は蒸留せず、黄酒に近い水酒で、アルコール度は１５度から２０度ぐらいです。お客さんに差し上げたら、客はまず三回軽く飲み、毎回飲むたびに、主人は一杯に注ぎ、最後は全部飲みます。お茶を飲むことは日常の礼儀で、客が部屋に入り座ったら、主婦か子供は蘇油茶を注ぎます。客は自分で持ち上げて飲む必要はなく、主人に目の前まで持ってきてもらい、受け取って飲むのが礼儀なのです。

５． 贈り物をする　

　チベット族は贈り物をすることをとても重視し、お祝いがあったら必ず贈り物をします。そして、贈り物を頂いたらお返しをしなくてはなりません。返す額も倍返しにしなければなりません。そうしないと、けちか失礼な人と見られます。