答え：四川大地震で、多くの省の文化遺産が影響を受けました。しかし、楽山大仏は無事です。四川省の文化遺産の地震後の状況についてはhttp://gb.cri.cn/18824/2008/05/30/1266@2077614.htmをご覧ください。国家文物局は被災地に専門家グループを派遣しています……

　答え：四川大地震で家屋を失った住民は500万人を超えています。中国政府はテント、仮設住宅、普通住宅と３つの段階に分けて、被災住民の住宅問題を解決していきます。６月１日午前中までに、被災地に輸送したテントは70万1500張りに上っています。

　答え：国家発展改革委員会の穆虹副主任は5月28日、「現在、インフラ施設の復旧は大きな成果を収めている」と述べました。
　地震によって不通になったり、破損されたりした16の高速道路と9つの鉄道路線は13日から全て復旧しました。四川省および周辺の21の空港も13日から通常の運用に戻りました。
　エネルギー面では、藍成渝石油パイプが13日復旧しました。21日までに、北川県以外四川省のほかの被災地はほとんど電力供給が回復しました。現在、江油発電所以外の発電所は全て発電を回復しています。甘粛、陝西の送電ネットは既に正常に戻りました。
　地震で不通になった通信は18日までにほとんど回復しました。　給水の面では、現在被災地の生活用水問題はほぼ解決し、飲用水問題も基本的に解決しました。

　答え：余震や2次災害の被害から逃れるため、四川省の一部住民は他の地域に緊急避難するか移住しています。

　四川省政府の発表では、26日午前9時までに、土砂崩れによって川がせき止められてできた34ヶ所の堰止湖のうち、31ヶ所ではその一体の住民の緊急避難対策案が作成され、これまでそのうちの28ヶ所から合わせて8万3000人が移転しました……

　答え：四川大地震の発生後、中国政府や民間組織は、救助作業とともに、被災者の心のケアにも力を入れています。中国衛生省は、15日に『心理危機関与案』を出したほか、19日に『緊急心理衛生関与指導原則』を発布しました。これらに基づいて、被災地では、心のケアを行う活動が展開されています……

　答え：四川大地震の被災者の負債による負担を減らすため、中国銀行業監督管理委員会は、緊急通達を出しました。それによりますと、借金をかかえている人が、地震で損失を受けたにもかかわらず保険金をもらえない場合、あるいは保険金をもらっても借金を返すことができない場合には、確認した上でこの債務を取り消します。

　答え：中国民政省は海外の友人の震災被災者に対する関心と支援に深く感謝しています。しかし、被災地の孤児の引取りに関する業務は、現在まだ行っていません。今のところは、まず子供たちの親族探しをすることが先決です。引取る側と引取られる児童の合法的な権益を保護するため、孤児となったことが確認されてから、法に則って申し込みを受け付けることになります……

答え：四川省林業庁によれば、地震発生後、臥竜自然保護区で飼育されていた80頭余りのパンダのうち、3頭が行方不明となっていましたが、このほど1頭が見つかったということです。飼育施設の53頭は無事だということです。
　また、北京オリンピック期間中に各国の観客や選手に公開される8頭のパンダは24日、成都から北京に運ばれました。現在、北京動物園で、臥竜から付き添ってきた飼育員に大事に保護されているということです。

　答え：もし、被災者を援助したいなら、各国の駐在中国大使館に連絡する他、CRIオンラインが中国赤十字社、中国宋慶齢基金会と共同で行っている寄付活動に参加するなどの方法があります。詳しいことは以下のウェブサイトにアクセスしてください。
http://english.cri.cn/online/crcf/index.htm
http://english.cri.cn/2946/2008/05/15/301@358023.htm

　答え：被災地に行くボランティアには以下の素質が求められます。第1に、被災地の需要に符合しなければなりません。現在、被災地での活動は緊急救助から伝染病の防止や再建に次第に移行しつつあります。ボランティアは被災地で発生する可能性のある伝染病に十分に注意しなければなりません。第2に、ボランティアは関連の専門技能を持っているほうが望ましいです。例えば、衛生、伝染病防止、水利、電力、建築などの分野の人材は非常に必要とされています。第3に、心理ケアの技能と言語交流能力を持っていなければなりません。

　北京オリンピック組織委員会の蒋効愚副主席は、19日、「北京オリンピックの準備活動は順調に進んでいる。北京オリンピックの28競技の302種目は、北京と６ヶ所の共催都市で行われる。地震は、競技のスケジュールに影響しない。もし、影響があるとすれば、聖火リレーには影響があると思う……

　お答え：四川大地震によって、多くの人が犠牲となり、多大な財産上の損失も招きました。今、被災地住民は、大きな困難にさらされています。

　中国国務院の地震救援指揮本部は、20日、ブン川救援状況を発表しました。5月20日夜6時までに、犠牲者は40075人、負傷者は247645人となっています。20日正午12時まで、行方不明者は32361人です。5月19日、中国工業情報化省は、四川省は14207の企業が被害を受け、直接の経済的損失が670億元に上ったと公表しました。同じ日、交通省が発表したデータによりますと……

　救済物資の輸送を確保するため、交通輸送省は、破壊された道路のいち早い回復を図り、各種緊急措置を講じて、必要に応じられる輸送態勢を形成しています。
　鉄道ですが、四本の鉄道幹線である成昆（成都ー昆明）線、成渝（成都ー重慶）線、宝成（宝鶏ー成都）線、達成（達州ー成都）線はいずれも開通したと発表しました。
　民用航空はまた30の航空会社から150機の飛行機を調達して、地震災害救済のための519回ものチャーター便とし、軍隊、警察、医療関係者など35000余人と救済物資5685トンを輸送しました。

　現在、中国政府は海外の国際救援機構と連携して心理ケアに取り組んでいます。成都の華西病院では、民間団体が被災地の孤児たちのために"付き添いお母さん"を募集しています。上海、青島、ハルビン、広東などでは、専門の医療関係者を被災地に派遣するほか、心理ケアのボランティアチームを設け、24時間のカウンセリングホットラインを開設しました。また、20人からなる唐山市カウンセリングチームが被災地に向かっています。その多くは、唐山大地震の経験者だということです。

　ＣＥＮＣ・中国地震台網の張暁東副主任は5月13日、国務院報道弁公室が主催した記者会見で「地震を予知することは難しい問題です。主に3つの原因があります。まず、地球の内部に入ることはできないため、地下の変化については、地上からの観測によって推測するしかありません。それから、地震は複雑なことですから。専門家は長年の研究を通して、地震の発生と発生までの過程の複雑さを徐々に認識してきました。地理構造や時間帯などの違いが地震を複雑にします。第3は、地震の発生する確率が低いことです。地震は毎年のように発生しています。その内、大地震もあります。しかし、1つの地域で、地震が再び発生するには時間がかなりかかります。数十年、数百年、あるいは数千年の場合もあります。研究するなら、具体的なデータが必要です。でも、人間が生きている間、そのデータを測るのはとても難しいです。とにかく、この3つの原因があるため、地震を予知するのは難しい作業です。

　各国の中国大使館でも、義捐物資を受け付けています。
　また、中国国際放送局は、中国の赤十字基金会や宋慶齢基金会と共同で義捐金の募集活動をインターネット上で行っています。次のページから、義捐金を寄付することもできます。
　http://english.cri.cn/tools/online/crcf/index.htm
　http://english.cri.cn/2946/2008/05/15/301@358023.htm
　18日までに、各国政府や国際機関から2億4600万ドルに当たる支援物資が中国に寄せられています。日本、ロシア、シンガポール、韓国などは被災地に救援隊や専門家を派遣し、166カ国の指導者と30余りの国際機関の代表が中国に慰問の意を表しました。
　これについて中国民政省災害救援救済局のホウ陳敏副局長は19日、「中国は、世界各国からの物資援助を歓迎するとともに、これに感謝している」と述べました。また、中国外務省の秦剛報道官は、「現在、テントが最も必要だ」とした上で、「中国は、災害の救援について各国と連携を保ちたい」と語りました。

　中国交通省は5月19日、「四川省の郵政部門は地震発生後、成都やアバ、綿陽、広元、雅安などの被災地で、家族に自身の無事を知らせるための無料郵便サービスを始めた」と発表しました。また、問い合わせ電話11185番を情報プラットフォームとして設置し、お互いの「無事情報」を共有してもらっています。
　一方、中国移動（チャイナモバイル）の100865番や中国聯通（チャイナユニコム）の10010番、10198番、中国電信 (チャイナテレコム)の114番なども、無料の「家族探し」ラインを開通しました。
インターネットの各ポータルサイトも、サーチエンジンを利用して尋ね人のサービスをしています。被災地の8社の総合病院では、連絡が取れない家族のために、インターネットを通じて、1000人余りの負傷者の名前を公表しています。

　19日の中国国務院の温家宝首相が主宰した災害救援総指揮部第10回会議では、関係部門は、家族を失った子供と老人及び障害者へのケアを行い、その基本的な生活を確保するため、3カ月間のうち、1人に毎月600元の補助金を支給することを決めました。
　また、財政省が18日に明らかにしたところによりますと、中央財政が新しく拠出した11億7000万元のうち、被災者への生活手当ては5億元で、四川被災地へ15万トンの中央備蓄食糧と1万4000トンの備蓄食用油を運ぶには、3億5000万元が充てられました。甘粛、陜西、重慶と雲南の4つの省・市に拠出した救援・復旧作業の補助金は2億元、及び小型ダムと水利工事の修築作業などに使うその他の救援資金は1億2000万元となっています。
18日午後5時まで、中国中央財政は合わせて、57億8200万元の救援資金を拠出しました。地方財政の19億8400万元に加えて、全国の財政部門が拠出した救援資金は、77億9400万元に上っています。19日午後1時までに、全国では合わせて、108億3400万元の援助金と救援物資を受け取りました。

もう到着しました。
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