中国では春節のお祝いが21日の十五夜、元宵節をもって正式に一段落しました。中国のことわざに「一年の計は春にあり」という言葉がありますが、春節ムードもすっかり終わり、中国はいよいよ本格的な新年です。
こんな中でお送りする『経済スクランブル』。中国経済は今週もダイナミックな動きを見せています。経済ニュースでは、観光、就業、国際貿易、金融など各分野から、春節大型連休後の動きについてお伝えします。
主な項目は以下です。
2008年春節のゴールデンウィーク期間中、大雪の影響で全国の観光収入と観光に出かけた人数が例年に比べて、初めて減少しました。一方、海外旅行に行く人数は増えています。
2月16日、広州で「春風アクション」と名付けた大規模な求人セミナーが開かれましたが、入場者が予想よりも少なく、一方で、従業員の平均初任給が13%伸びたことが分かりました。
中国は今年の年頭に、買い物用のレジ袋の使用制限を発表しました。これを受けて、商務省は現在、『食品包装規準』の制定を急いでいます。18日、その草案について一般の人から意見を聴取する作業に入りました。
世界市場における鉄鉱石の基準価格が65%も上昇し、中国の鉄鋼工場の製造コストが急上昇する見込みです。
中国では、今週、5ヶ月ぶりに、株式ファンドが新規発売となりました。今回の発売に際しては、去年の様に購入者が長蛇の列を作るという風景は見られませんでした。この動きについて、関係者は中国の株式市場がこれから回復する兆しだとプラスに受け止めています。
一方、19日に1月の消費者物価指数・CPIが発表されましたが、11年ぶりに7%の大台を突破しました。スポットライトでその背景と今後への影響について探ります。(Yan)
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