北京はこのところ、最高気温でも氷点下のままで、最低気温は氷点下7ー10度まで冷え込んでいます。最近の中国では、寒い季節の到来に心を弾ませる人たちがいます。スキー愛好者たちです。
1996年、第三回アジア冬季競技大会がハルビンで開催されました。それがきっかけで、1990年代半ばに、中国初の一般大衆向けスキー場がオープンしました。中国における大衆スポーツとしてのスキーの登場です。現在、全国のスキー場は300箇所近くになり、スキーを楽しむ人が年々増えており、2010年までに、中国のスキー人口は1000万人を突破するとも見られています。
今週と来週の番組は、スキーを取り上げます。今週は、北京のスキー場をクローズアップしながら、中国スキー産業の動向とその悩みについて、スキー場の経営者にお話を伺います。来週は北京と北海道のスキー交流についてご紹介します。(王小燕)
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