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(三)酒でつぶれた王朝と朝廷の酒ー3
   2006-07-17 13:08:56    cri

 ところで、王や皇帝と酒の話の続きですが、以上お話した王たちの時代よりはるかに後の明の時代の皇帝と酒については次のような説があるようです。

 明代の皇帝たちは、みな酒を飲み、ある皇帝は酒がなくてはやっていけないような状態だったそうです。で、明王朝では「御酒房」という部門が設けられ、宦官が専門にこれを管理し、色々な美味しい酒を造っていました。この「御酒房」で作られた"満殿香"や"内法酒"は特にうまく、この二つの酒は、豆鼓という大豆を発酵させて作った食品を主な原料とし、ハトムギなどを混ぜたもので、とても美味かったといいます。明の人顧起元という人はその「客座贅語」という著作で、この二つの酒を称え、その色と味はダントツだとし、またこの二つの酒以外にも、"太禧(き)白"、"金茎露"、などはとても美味しく、"太禧白"は、味が濃く嫌気はせず、宮中での絶品だと称えています。また"金茎露"については顧清という人の著「傍秋亭筆記」で、この酒は明の考宗帝時代の初めに酒造りのための処方が生まれ、この酒は清らかだが澄んではおらず、味は濃いものの悪酔いなどはしないということで、一部の貴族に好まれたというんです?何でしょうかね?この林涛にははっきり分りません。

 昔から、王や皇帝には最高の権力があり、それを頼みに天下のすべて美酒の醸造法を集め、各地の酒造りの名人を呼び、自分と王族のために酒を作らしたものです。つまりこれらの酒は当時の一般庶民の飲むものとは大きく違い、かなり美味かったそうですが、どうしたことかその一部が民間に伝わりました。高濂という人の「内府秘伝麹方」という本に民間に伝わったお酒の造り方が書いてあるそうです。まあ、酒の造り方は私には分りませんから、そのあとはご紹介しません。ごめんなさい!でも、民間に伝わったお酒が今に残っているというのが普通ですから、昔は宮殿では今では想像もつかないほど美味い酒が飲まれていたんでしょうね。うらやましい!!

お酒
v (四)部下思いの酒好きな皇帝 2006-07-17 13:08:18
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