トラックレースの種目:追抜き競走。これは、ホームストレッチとバックストレッチから相対する2名の選手が合図とともにスタートし、お互い前にいる選手(対戦相手)を力の限りを尽くして追い抜くレースです。追いつかない場合は、所定の距離を完走し、その完走タイムの優劣によって勝敗が決まります。これは、中国語では、
追逐賽zhui(1)zhu(2)sai(4)と言います。
つづいて、トラックレースの2種目の言い方を紹介しましょう。
まずは、マディソン。この種目はポイント・レースを2人1組で交代しながら行うものです。ポイント・レースの迫力にプラスして、マディソン・チェンジオーバーといわれるチームプレーの巧みな技が十分に楽しめるレースです。走路を上段と下段に分割して、下段はレースを展開しているエリア、上段は休憩のためのエリアとし、自分たちのスピードを落とさないように交代しながら得点やラップを重ねていきます。
次は、日本で生まれて発展してきたケイリンです。ペースメーカーは電動アシスト付き自転車を使用します。ペースメーカーがスタート自足30キロ、徐々に50キロまでペースアップしてフィニッシュ600から700メートルで走路を離れます。先頭を走る選手の風圧によるハンディを解消するためにこのようなスタートの方法が行われるがペースメーカーが退避するまでの間に、ベストポジションをキープするための駆け引きが激しく行われ、最後の1周回で一気に勝負が決まります。距離は競技場の周長によって変わります。
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