勉強すれば得する、一言スポーツ中国語の時間です。
最近、中国国内のスポーツ界では、中国人4人目のNBAプレーヤーがいよいよ誕生という話題で盛り上がっています。その中で日本語で言うと「ドラフト」という言葉が出てきました。これはNBAの球団が、易建聨選手など新人選手を獲得するときに開く会議のことですが、中国でも、よく使われる言葉なのです。
「ドラフト」は中国語で、
『選秀』
といいます。
選ぶの「選」に、秀才の「秀」、秀才を選ぶと書くわけですが、実は、この言葉は、中国で昔から使われていました。バスケットの新人を選ぶということは、昔は行なわれていなかったので、少し異なる意味で使われていたのです。
昔、中国で行なわれていた皇帝のために若い女性を選ぶ活動、これを「選秀」と言いました。皇后や妃などはみんなそういう「選秀」活動から生まれたわけです。
このドラフトというのは、元々は選抜という意味なのですが、中国では、バスケ以外のスポーツ、例えば、サッカーなどの場合は、こういう会議を経ないこともあるのですが、違う言い方をしています。
サッカーなどほかのスポーツは、選手を選ぶ場合、一般的に、
『選抜』
と言います。
漢字でかけば、選抜となるわけです。基本的に、『選秀』も『選抜』も選手を選ぶわけになるのですが、『選秀』は、バスケット、一般的には、NBAのドラフトのことを指しています。一方で、『選抜』はほかの種目でもっと一般的に使われているわけです。
日本語でもドラフトという言葉は、今のところ、一般的にはプロ野球で使われることが多いですから、それと同じです。
では、今日勉強した言葉をもう一度おさらいしましょう。
ドラフトーー『選秀』
選抜ーー『選抜』
以上、今週のスポーツ中国語でした。(文章:王丹丹 11/13)
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