Q:「皆さん、お元気ですか?毎日聞いています。今年はソメイヨシノの開花が早い見通しで、待ち遠しいです。隣町の運動公園には桜の並木があり、毎年花見客でにぎわいます、中国のほうはいかがでしょうか?また、中国の桜の名所、どこが有名ですか?」
A:桜は日本の国花ですよね。でも、中国でも人気のある花なんですよ。春になると、家族や友達を誘って桜の花見を楽しむ人も増えています。
桜の名所と言えば、まずは北京の玉淵潭公園です。毎年、玉淵潭公園で桜まつりが開かれ、今年は第18回目となります。玉淵潭公園は北京市内にあり、交通が便利なので、花見客が非常に多いです。特に先週末は、公園の桜が満開となり、ものすごい人手でした。桜の下で、食事したり、おしゃべりをしたり、みんなゆったりと時間を過ごしていました。ちなみにこの公園には、大きな湖がありますから、舟をこぎながら花見をするのもまた格別です。
北京でもうひとつ桜の名所があります。それは、北京郊外にある桜桃溝(インタオウコウ)です。郊外は都市部より気温がやや低いので、桜の開花もちょっと遅めです。静かな環境で、ゆったりと花見をすることができます。桜桃溝の近くには農家が経営している旅館「農家楽」があります。「農家楽」の田舎料理がこのところ非常に人気を集めているそうです。
ほかの都市だと、蘇州・無錫にも桜の名所があり、毎年多くの人が訪れています。それから、西安・青龍寺(空海ゆかりの寺)の桜も有名です。開花の時期に合わせて、わざわざ青龍寺へ花見に行く日本人も多いそうです。
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