北京
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こどもたちの祝日、6月1日「国際児童デー」が今年もまたやってきました。
中国には、ずっとこどもたちの成長を気にかけている人がいます。
彼は「大朋友(年長の友だち)」の名義で、全国のこどもたちの祝日を祝ったことがありました。
彼は、仕事がいくら忙しくても、時間を作ってはこどもたちと一緒にすごしています。グラウンドや教室内、課外活動、国内外と、様々な場所でこの「大朋友」とこどもたちとの感動的な物語が伝えられています。
この「大朋友」、それは習近平国家主席なのです。
【物語一】娘を可愛がる優しいお父さん
習近平氏は国家主席であると同時に、お子さんと過ごすことが大好きな一人のお父さんでもあります。
主席のオフィスの本棚には、幼い時の娘さんと一緒に撮った写真が置かれています。写真には、主席が娘さんと一緒に自転車をこぐ姿が写されています。
習主席と娘さんの仲良し加減に言及すると、妻である彭麗媛女史は、「娘はお父さん似で、お父さんにべったりなんです。私と一緒にいる時は、いつもいたずらな子なのに、お父さんと一緒にいるときはおとなしい子猫みたいになっちゃって」と微笑ましく語ります。
【物語二】 習おじいさんは恥ずかしがり
「大朋友」習主席は子供にも大人気。
2014年、習主席が福州市の軍門住宅街を訪れた時、近くに住む10人ほどのこどもらと一緒におしゃべりをしたことがあります。
その後、その場で一緒におしゃべりを楽しんだ7歳の女の子鄒叡寧さんが、日記に書き残した「習おじいちゃんは恥ずかしがりだった!」という一言が、全国のネットユーザーに大ウケ。実は、習おじいちゃんは照れたりしていたわけではなく、こどもたちが可愛くてしかたなかっただけなのです。そんなこどもたちの目に映る習主席は、自分たちと一番親しい「大朋友」なのです。
【物語三】こどもたちへの手紙
2016年の「国際児童デー」の前夜、浙江省台州市の小学生12人が「大陳島開墾隊員の子孫」の名義で、習主席に手紙を送りました。その後、習主席がとても早く返事をしたことで、彼らは大喜び。返事の中で習主席は、「知識や人徳、成果を備えた新世代の建設者になろう」と激励の言葉を贈りました。その手紙を受け取ったこどもたちは、「児童デーの最高の贈り物だ」と喜んだそうです。
【物語四】第1陣でピオニールに入隊できず泣いた思い出
こどもたちと話すとき、習主席は聞き手に回るのと同時に、自分の幼い時のことを話すことがあります。北京市海澱区民族小学校で少年先鋒隊の入隊式に参加したときには、習主席は、「小学校の時、第1陣で入隊できずに泣いたことがある。その後やっとのことで入隊した時には、鼓動がとまらなかった」と語りました。
また、子供たちが筆で「精忠報国(お国の為に好みを捧げる)」ということばを書いたのを見て、習主席は4、5歳の時、お母さんが岳飛の物語の絵本を買ってくれ、「岳飛の母親が岳飛の背中に『精忠報国』の字を刺青した」物語を話してくれたことを思い出しました。その時、習主席が「刺青って痛くないの?」とお母さんに尋ねたところ、お母さんは、「痛いけど、岳飛の心に深く刻まれたの」と語ったということです。習主席はこどもたちに「『精忠報国』のものがたりは今でも覚えているし、一生の目標にもなった」と語りました。
【物語五】被災地のこどもたちを気に掛ける習主席
2013年4月20日、四川省芦山県でM7.0の大地震が発生。地元で救援と再建が進む中、習主席はそこに住むこどもたちのことを思い、気をもんでいました。
被災地の住民らの慰問に訪れた際、習主席はわざわざこどもたちを見舞いました。被災住民らの集う仮住いのテントの中で、1歳6ヶ月の駱俊成くんは習主席を見つけると、口を尖らせて習主席にキスし、「おじいちゃん」と呼びかけました。
習近平おじいちゃんも嬉しそうに俊成くんの頬をなでてキスしました。この温かいキスは、現場にいあわせた一人ひとりの心を揺り動かしました。
【物語六】豪州のこどもたちの手紙
2014年、豪州タスマニア州に住む16人の小学生が国家主席夫妻に手紙をしたため、地元の特徴的な動植物と風景を紹介し、慣れない漢字でタスマニアに来てほしいという願いを伝えました。
意外にも、手紙は本当に主席夫妻の手元に届き、その後、主席夫妻は本当にタスマニアを訪れることになり、こどもたちは、地元で行われた習近平夫妻の歓迎式に招かれることになりました。
習主席はその小学生たちと微笑みながら挨拶を交わし、中国語を勉強し、中国の文化と歴史に対する理解を深めることを勧めました。
ほかにも、習主席夫妻は小学生たちと共に、中豪の友情を象徴する種を播き、こう語りました。
「中豪友好の種を播き続けよう。種が根を張り、葉を茂らせ、大きな樹になるように育てよう。」
【物語七】サッカー好きな「大朋友」
「大朋友」習主席はサッカーの大ファンで、曾て「サッカーはこども時代から」と言うほど、青少年のサッカー教育に関心を寄せています。
2014年、習主席がドイツを訪問した際には、わざわざオリンピアスタジアムを訪れ、そこでトレーニング中の中国の少年サッカーチームを見舞いました。
そのとき、ちょうど陝西省志丹県の少年サッカーチームがドイツのヴォルフスブルク・フースバルの少年チームと試合を行っていました。「大朋友」は、少年らの善戦ぶりに大喜び。
習主席がハーフタイムに選手たちのもとを訪れ、練習と生活について聞こうと話しかけると、選手たちは大喜びでどれだけサッカーが好きでドイツでのトレーニングがどれほど役に立つかを語りました。
習主席は大喜びで、「みんなすごいぞ!将来、世界レベルのプレーヤーになろう!」と励ましのことばをかけました。
【物語八】パキスタンの小学生が広告で習主席を歓迎
パキスタンのとある有名な学校のこどもたちは、習主席の大ファン。
2015年、習主席のパキスタン訪問を聞いて、まるでアイドルが来るかのようにその瞬間を待ち望んでいました。
空港での出迎えができずにがっかりしたこどもたちは、面と向かって会うことができないなら、他の方法で歓迎しようと、喧々諤々の議論の末、地元大手の新聞のトップページに広告を載せ、自分たちで書いた中国語の書画で習主席のパキスタン訪問を歓迎することに。この考えは全校の教員と生徒の心をつかむことになりました。
「新聞はパキスタンを理解するための窓口。習主席は必ず見てくれるはず!」
【物語九】科学者になることは数多くのこどもたちの夢
毎年の6月1日、国際児童デーの日には、習主席はどれだけ忙しくても、こどもたちのイベントに参加し、祝いの言葉とあいさつを送り、期待の言葉を寄せています。
数日前に行われた、中国科学アカデミーと中国エンジニアリングアカデミーの会員大会で、習主席は中国のトップレベルの科学者らに向かってこう語りかけました。
「科学者になることは、たくさんの中国のこどもたちの夢です。科学技術に従事することの素晴らしさを伝え、こどもたちの憧れの職業にしていかなければなりません。こどもたちに科学の翼を贈り、祖国の未来と科学の未来に希望を繋いでいこうではありませんか」
習主席とこどもたちの物語はまだまだつきません。
習主席は常に、こどもたちがすくすく育つことが自分の最大の願いと語ります。
こどもたちの「大朋友」は、これほどにこどもたちの成長と未来を見まもっています。
こどもは民族の希望であり、国の未来だと、心から思っているからです。(玉華、ヒガシ、む)