北京の「豆汁」はまだ試していない人が多いと思います。「豆汁」も、北京を代表する伝統食のひとつで、最初はいろいろな噂を聞いたので、チャレンジするのをためらっていました。臭いというか、何とも言えないにおいがするので、だめという人がかなり多いですが、この「豆汁」に目がなくて、毎日飲んでいるという人もいるそうです。実に奥が深い飲み物であるのは確かです。「豆汁」の原料は名前どおり「豆」なのです。見た目は豆乳に似ていますが、味がまったく違うので買うときは注意が必要です。豆乳はいわゆる豆の味がしますけど、「豆汁」は酸っぱいです。実は、リョクトウでハルサメを作ったときに出る残りかすを発酵させて作ったのが「豆汁」です。残りかすを発酵させて作ったため、酸っぱくて臭みがあるわけです。でも、「豆汁」には、食欲を刺激する効果があり、体にいいものとされています。
「豆汁」のファンである王さんは、「幼いころから「豆汁」を飲んでいる。もう習慣になっている。食欲を増進させてくれるし、特に夏は、体の熱を冷やしてくれるから、本当にいい飲み物だと思う。でも、やっぱり初心者の方には、少し勇気が要るかもしれない」と話してくれました。
健康にはよさそうだけど、やっぱりにおいの話を聞くとためらってしまうかもしれませんね。「豆汁」を飲めたら本当の北京通になれます。北京観光にいらっしゃたときはぜひチャレンジしてみてください。(編集:コオリ・ミン)
|