中国には漢民族のほかに、55の少数民族があり、各少数民族にはそれぞれの宗教や風習があります。そういった少数民族が集まり住む地域を旅する場合、地元の風習を知っておけば、余計な誤解を招かずに、楽しい旅をすることができます。そこで、少数民族の習慣について紹介します。
一、 子供や少年僧、少女の頭に触ったり、飾り物に触ったりしないこと。
二、 タイ族のお寺の堂や竹楼(住宅)を訪ねる時は、靴を脱ぐこと。
三、 タイ族の竹楼(住宅)に泊まる時には、寝る方向に気をつけましょう。家の主人の部屋の入口に頭を向けず、足を向けるようにしてください。また、女性の足をまたぐことは失礼になります。
四、 ご飯を受ける時は、両手で受けとること。また、ほかの人にご飯を盛ってあげる時は、茶碗いっぱいではなく、しゃもじいっぱいで十分です。
五、 イスラム教信者が集まる地区、或いはイスラムレストランに行く時は、「豚」と関連のあるものは禁物です。
六、 民族や宗教に関連する標識やマークに触ったり、踏んだりしないように。
七、 少女にアクセサリーをあげないこと。
八、 出産したばかりの女性や病人の部屋に入らないこと。
九、 部屋の中で口笛を吹いたり、帽子をかぶったりしないこと。
十、 箸で茶碗を叩いたり、ペットの猫や犬を乱暴に扱ったりしないこと。
十一、 家の中で性と関係のある話をしないこと。
十二、 位牌を背にして座らないこと。
十三、 暖炉の上にかかっている台をまたいだり、足をかけたり、靴下や洋服をかけたりしないこと。
十四、 チベット族の人のお祝い行事に参加する際は、ハーダー(白いシルクの長い肩掛け)をまず捧げること。
十五、 お酒を勧められた時、断るのは失礼で、一口でも飲むこと。
十六、 満腹になって、さらにご飯を勧められた時に、「不要了(要らない)」ではなく、「吃好了(よく食べた)」で断ること。
十七、 門や入り口の敷居の真ん中に座らないこと。
十八、 ペー族の女主人に「三道茶」を勧められた時には、両手で受け取ること。
十九、 暖炉に柴を入れる時、柴の根を奥の方へ入れること。
二十、 朝に夢で見たことの話をしないこと。夕方に掃除をしないこと。
(翻訳:謝東)
|